お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#18 Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sと雪景色

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

なかなか思うように撮影ができず、12月も3分の1が終わってしまいました。今年こそはと言っていた事のどれだけが達成できたのでしょう。年末が近づくと、いつもその様なことを考えてしまいます。

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Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

さて、今回は長野県の白馬に行ってきました。機材は『Nikon Z6』に『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』。完全に定番の組み合わせとなっています。それだけこのマイクロレンズが使いやすいということです。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

白馬に行くのは今回が初めて。1泊2日の日程で初日は朝からスキー。スキーは小学生の頃にしたのを最後に、もう15年以上もしていませんでした。そんなにブランクがあってできるのかと思いましたが、案外滑れるもので転倒することなく終えられました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

1日目は悪天候。高原のゲレンデでは吹雪と、荒れた天気でした。時々、10m先すら見えない状況になりながらも、なんとかゴンドラの駅まで滑るなど初心者には辛いこともありましたが(笑)。しかし、2日目は昨日の天気はなんだったのかと言わんばかりの快晴。やっと撮影をすることができました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

ゲレンデ付近を散策しながらのんびりと撮影。いいなと思った被写体との距離感は105mmがしっくりきます。マイクロレンズですが、中望遠レンズとしても十分に使用可能なAF速度、描写性能を備えているので万能レンズと言っても過言ではないでしょう。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

なぜか見るとテンションの上がる氷柱。自分が雪国出身ではないからなんですかね。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

雪景色の中に大きな家があると『ホーム・アローン』を連想してしまいます。この季節になると見たくなる映画です。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

雪と土がせめぎ合っているような写真。ゲレンデは大雪で土は見えませんでしたが、山の麓まで下りてくると雪が残っている方が少ないくらいでした。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

さらに歩いていると駅を見つけました。人の姿は全くなく、とても静かな雰囲気。時刻表を見てみると次の電車まで約1時間と、東京の埋め尽くされた時刻表がいかに慌ただしいのかを実感させられました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回のベストショットはこの1枚。駅に忘れられた2本の傘が夕日に照らされているシーンでした。ビニール傘ではなく、おしゃれな傘であったから印象的になったのだと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

あまり寄って撮影していないなと思った矢先に見つけたものがこの錆でした。錆びたものって見つけると、まじまじと観察してしまいます。年季が入ったものに惹かれるという方は多いのではないでしょうか。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

日も完全に落ち、日陰の寒さが一段と厳しいものに。橋から山々を撮影したのですが、橋の下を流れている川の冷気が凄まじく、数分でギブアップしました…

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

雪を満喫した2日間。スキーをするためにモンベルで色々と買い揃えたのですが、意外と予算がかかってしまいました。冬用の装備もある程度できたので、今度は撮影メインで雪国に行ってみたいですね。

そして、ニコンから12月24日のクリスマスイブに『Nikon Z9』が発売されることとなりました。私は予約開始後、1週間遅れで予約…手元に届いていないのにも関わらず、今年買ってよかったもの2021の第1位になるんですかね(笑)。『Z9』が到着してからも、縦グリ一体型のカメラが収納できるカメラバッグを新調したり、レンズが欲しかったりと散財は止まらなさそうです。

今年中にもう1本はブログを書きたいと思っています。何を書くかはお楽しみに。

それではまた。

#17 Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

Leica M10』を購入した時、使用できるレンズは50mmと90mmだけでした。広角レンズが欲しいなと思いつつも、お財布はボディで精一杯。『Leica ズミクロン M35mm F2.0 ASPH.』は将来的リストに入れ、手頃でシャープな写りの35mmレンズを探しました。

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Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

そして選ばれたのは『Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM』。開放絞りがF2.8と単焦点レンズとしては少し暗いと思われてしまうスペックですが、その代わりにコンパクトなのが嬉しいポイントです。気軽にスナップ撮影するには大きさと軽さは意外と重要。レンジファインダーで瞬間的にピントを合わせるために絞っていることも多いので、この開放絞りでもあまり問題はないでしょう。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

今回は新潟県の越後湯沢に行って来た際に撮影した写真。このレンズを装着して散歩に出掛けることは何度かあったのですが、思ったような写真が撮れていませんでした。『M10』にまだ慣れてないからなのか、35mmの画角が広いからなのか、とにかくしっくり来てない感じ。撮影していけば、自然と使えるようになるでしょう…

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

まずは湯沢の街を散策。湯沢には何度かスキーをしに来たことがありましたが、それももう10年くらい前の話。スキーシーズン以外で来たのは初めてのような気もします。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

のどかな温泉街を歩き、ゴンドラの駅へ。高原でスキーをしていた時と変わっていませんでした。時間もあったので、ゴンドラに乗って高原に行ってみることにしました。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

上まで登ると、広角レンズで良かったと思える風景が広がっていました。雪は山脈の頂上付近のみ。この辺りは針葉樹が多いのか、紅葉している木々は少なめでした。まだ時期が早いのかもしれませんが。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

 

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

バリカンで刈られた頭のようになっている山。一目でスキー場だとわかりますね。雪景色と違って、鬱蒼とした木々の中にスキー場があるという印象を強く感じます。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

高原は想像していたよりも寒く、ダウンを持って来れば良かったと後悔しました。風が強かったのも想定外。歩き回ってみましたが結局寒く、レストランでコーヒーを飲んで温まりました。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

斜面にぽつんと置かれたソファー。何故こんな所にといった感じでした。山々を背景に自撮りの動画を撮るのには良さそうとも思いましたが、散策している人々に見られるのは恥ずかしそうです。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

 

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

高原の散策を終え、再び街を歩くことに。変わらない風景だなと思っていましたが、昔は無かった足湯ができていました。タオルを持っていなかったので今回は浸かりませんでしたが、次回訪れた際には利用してみたいです。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

 

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

紅葉したように赤くなった紫陽花。紫陽花は来年咲かせるために、咲き終わる前に選定してしまうことが多いのですが、そのままの越しておくと緑や赤に色が変わります。枯れかけの紫陽花も味があり、私は好きです。

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

 

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Leica M10 + Carl Zeiss C Biogon T 35mm F2.8 ZM

都会の騒がしさから解放され、少しリフレッシュできた湯沢。人も少なく、のんびりと過ごすことができました。念のため50mmのレンズも持っていましたが、今回は35mmに少しでも慣れたい思いが強かったのでレンズ交換はなし。50mmで撮影していればもっといい写真が撮れたかどうかはわかりませんが、最近はなるだけ1つの機材で粘るようにしています。色々な機材を持って行けば、臨機応変に対応しやすいのですが、逆にどれを使うか迷いが生じ、撮影に集中できていない気がします。気軽に撮影を楽しむには最低限の機材で出掛けるのが良さそうです。

コロナの感染状況が落ち着き始めましたが、まだマスク無しや大人数での撮影会・飲み会は難しいでしょう。以前のように友人らと集まって、写真やカメラの話をしながらお酒を飲める日はもう少しお預けですかね。

それではまた。

#16 Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

紅葉を撮りに行きたいということで日光の湯ノ湖に行ってきました。深夜に出発し、日の出前に現地に到着。あいにくの小雨でしたが、何とか撮影することができました。

※写真はiPhoneの画面で綺麗に見えるような明るさになっています。プリントすると丁度良いんですけどね…

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Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

今回は、ニコンZマウントの大三元レンズの1本、『Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』のみで撮影を行いました。まだ、このレンズ単体でブログを書いていませんでしたし。『Nikon Z TELECONVERTER TC-2.0x』も持っているのですが、それはまた機会を作り、書ければと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

段々辺りが明るくなり、木々の様子が肉眼でも分かるようになってきました。湯ノ湖に来るのは人生で2回目。以前来たのはもう少し寒くなった時期だったので、もう少し色付いた景色が見えたのですが、今回はまだ緑が多い印象でした。元々、針葉樹が多いのは分かっていたのですが、まだ早かったかしら…

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

夜が明け、三脚がなくても十分撮影ができるように。パラパラと降っていた雨も止んだので、湖畔を散策することにしました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

岸辺には手漕ぎボートが浮かんでおり、波に揺られ船同士がぶつかり、カタカタ、コトコトと音を立てていました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

そして、ボートの側に並べられた無数のオール。開放絞りで撮影しても、ピント面は非常にシャープですね。開放絞りでは若干の周辺減光がありますが、アンダーな雰囲気にしたい時は寧ろ良いスパイスになります。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

シダ植物は好きな被写体で、見つければついつい撮ってしまいます。また、今回は雨も降っていたこともあり、湿っているのがいいですね。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

赤く染まった落ち葉。光の反射で若干青紫色になっているのが印象的でした。アンダー気味に撮ることで、冷たさが出たのではないでしょうか。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

森を散策していると、苔や木の根などの形状が目に留まります。普段見慣れていない質感や形状だからなのでしょうか。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

最後は湯滝を見に。こちらは『marumi マグネットホルダー M100』に『marumi 角形フィルター 100x100 ND16』を付け、撮影しました。角型フィルターのシステムを本格的に使いたいなと思いつつも、なかなか上手くいっていないのが歯痒いです。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

早朝からの撮影は楽しい時間でした。普段から早起きすれば、朝に散歩しながら撮影も楽しめるのかなと思うと、生活習慣を見直した方が良いでしょうか。撮影機材の話をすると、『NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』は解像感やボケなど様々な点において素晴らしいレンズですね。個人的には標準ズームレンズよりも使う頻度が多そうです。そして、『Nikon Z9』や『Nikon NIKKOR Z 100-400mm F4.5-5.6 VR S』、『Nikon NIKKOR Z 24-120mm F4 S』が発表・予約が開始されカメラ界隈はかなり盛り上がっているようです。『Z9』は買う予定ではありますが、買えても来年ですかね…早く使いたいですが、貯金ができないと難しいですから。購入したら、『Z9』のブログも書きたいと思います。

それではまた。

#15 Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S を持って植物園へ

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

10月になると、今年ももう終わりかと思うようになってきます。夏のジメっとした湿気が消え、乾燥し始めた空気になったり、カレンダーを確認した時の月が2桁になっているという気付きなどで時間の経過を感じます。今年は後者で実感することが多いですかね。暑かったり、涼しかったりとムラのあるのが今年の秋。そんな空気はカラッとしているが、日差しはまだ厳しいという日に植物園へ行ってきました。

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Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回の機材は『Nikon Z6』と『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』。『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』は今年の6月25日に発売されたマイクロレンズ。つい最近購入したような気もしますが、もう3ヶ月経過しているんですね。あまり撮影に持ち出せていないのもそう感じる要因かもしれません。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

10月上旬はダリアが見頃。様々な品種のダリアが咲いており、撮り甲斐がありました。色や形状の違いが大きいので、それぞれの品種でどう撮ろうかと迷います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

基本的にマクロ撮影となるとF8~14くらいまで絞って撮影することが多いのですが、背景をぼかしたい時は開放で撮ったりもします。しかし、ダリアは立体感のある花。上手くF値をコントロールしないとピント面が薄くなりすぎて、どこにピントがあるのかわからなくなってしまいます。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

ダリアの撮影を終え、温室に移動。天井からぶら下がるようにして咲いている赤い花。触ったらモコモコとした柔らかい触感なのだろうかと想像しつつ、逆光で撮影してみました。毛のような繊維の1本1本がしっかりと描写されているのがわかりますね。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

こちらは、ラッパのような形をした大きな花。日が当たっている側面の質感に目が留まりました。覗き込むようなトンネル構図での撮影です。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

ハイビスカスのしべにピントを合わせて撮影した1枚。AFでもしっかり狙った場所に合うので、気楽に撮影を楽しめます。Fマウントのマイクロレンズと比較しても描写・AF性能など素晴らしい成長具合なのではないでしょうか。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

こちらはハイビスカスの花弁。浮き出た花脈が印象的だったので、平面で捉えました。『Z6』でこの描写力ですから、『Nikon Z7 II』や高画素機と噂されている『Nikon Z9』ではより驚かされるのでしょう。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

温室を後にし、最後は秋薔薇を撮影しました。今回、ダリアは明るいイメージで撮影したので、薔薇は暗いイメージに。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

薔薇はまだ咲き始めということで、ちらほらと咲いているだけでしたが、十分に楽しめました。

ニコンキヤノンがミラーレスに力を入れるようになり、レフ機用のレンズがどんどんディスコンになっていくという状況。Fマウントから写真を始めた身として、寂しく感じる部分もありますが、それ以上にZマウントの描写性能には感動させられているのも事実です。新製品が出る度に選択肢が増え、楽しみが湧き出てくるのもポジティブなことでしょう。『Z9』の背面液晶が3軸チルトという情報だけで喜べてますし(笑)。

そろそろ紅葉の季節。今度は秋らしさのある写真を撮りに行きたいですね。

それではまた。

 

以前書いた『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』のブログもぜひご覧ください↓

yas-photo.hatenablog.com

#14 RICOH GR III モノクロday

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RICOH GR III

昨日2021年10月1日、『RICOH GR III』の兄弟機となる『RICOH GR IIIx』が発売されました。噂などがなく、製品発表がサプライズで行われたので非常に驚きました。35㎜判換算で40㎜相当という焦点距離は正直羨ましいです。

今回はそんな新製品の発売もあり、『GR III』でスナップ撮影したいなと思った次第です。以前書いた『GR III』のブログではカラー写真の作例を中心にカメラについてなど色々語りましたが、今回はモノクロだけで撮影してみました。

以前書いた『GR III』のブログはこちら↓

yas-photo.hatenablog.com

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RICOH GR III

今回のブログ唯一のカラーはカメラの物撮り。『GR III』は、スナップ撮影をすることが増え、気軽に持ち歩けるカメラが欲しくなり購入したコンデジです。ちなみに、この『GR III』は特別な「Street Edition」です。そして、お気に入りの革鞄工房が作っている赤色のストラップを付けています。

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RICOH GR III

設定で「粒状感」を2にして撮影した1枚。モノクロだと若干ザラザラした方が心地良く感じます。個人的にはPanasonicのカメラの粒状感が自然で好みなのですが、『GR III』も悪くないですね。

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RICOH GR III

影から浮かび上がるように見える木の枝。モノクロ写真=白と黒の2色の世界というわけではありません。その2色の中間色である灰色をどのように写すかによって表現が大きく変わります。

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RICOH GR III

私は、白黒ハッキリ分かれたものよりも中間色のグラデーションが豊かなモノクロ写真が好みです。被写体によってはバイナリーの表現が合うものもあるので、臨機応変に変えていますが。

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RICOH GR III

 

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RICOH GR III

『GR III』の焦点距離は35㎜判換算で28㎜相当。その広角をあまり活かしていない写真が多いという自覚があります。花のマクロ撮影ばかりを行って来たので、被写体に寄って切り取るという癖が付いてしまったようです。その癖を直すべきなのか否か、どちらが正しいのか分かりませんが、画面の広がりを意識した撮影をすることも偶には必要なのかなと思ったりしています。

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RICOH GR III

今回の撮影で1番気に入っている写真。あえて中央から主題をずらしたことで、硬くなり過ぎない自然な感じになったのではないでしょうか。

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RICOH GR III

 

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RICOH GR III

林には彼岸花が咲いていました。群生している場所に行って思う存分撮影したいと思っていますが、結局行けていないのが現実。

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RICOH GR III

 

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RICOH GR III

群生はしていなかったものの、散策をしているとあちらこちらに咲いていました。暫く上から撮っていましたが、絵に変化が見られなかったので、下からあおったりなど様々な角度で撮影してみたり。コンパクトで機動力のあるカメラだと、気楽に撮れるのでいいですね。

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RICOH GR III

 

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RICOH GR III

『GR III』は常に持ち歩くことでその力を発揮するカメラだと思います。スマホの上位互換として、オールラウンダーとして活躍させたいのであれば、やはり35㎜判換算で28㎜相当の焦点距離は便利。人間の視野に近い画角にこだわるのであれば『GR IIIx』なんでしょうかね。そして、私には『GR IIIx』の方が合っている気がしています。できれば2台持ちしたいところです(笑)。

スナップは発見が多く、撮影してして飽きることがないのですが、上達しているのかと不安になることも。まだまだ訪れたことのない場所が日本にも山ほど。私らしい作品集が作れるよう、これからも『GR III』と共に撮り続けて行きたいですね。

それではまた。

#13 Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

約1ヶ月振りの更新となった『お撮みカメラ日記』。あまり撮影の時間が取れない中、どの機材で撮影しようかと迷っていました。そして、撮影のために出掛けるというよりも、外出したついでに撮影すると決め、機動性に優れたシステムを選択することになりました。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

ということで、ボディは『Nikon Z50』、レンズは『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』の組み合わせで撮影しました。『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』はFXフォーマット(フルサイズセンサー)対応のレンズ。『Z50』との組み合わせでは手ブレ補正がないので不安になるかもしれませんが、一眼レフでは手ブレ補正がないことも多かったのでそこまで問題ではないと思います。デメリットよりも、コンパクトで持ち運びやすいというメリットの方が大きいのではないでしょうか。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

DXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)のカメラに取り付けることで、焦点距離は35㎜判換算で75㎜。中望遠でのスナップを楽しむのには扱いやすい焦点距離です。また、マイクロレンズでもあるので思いっきり寄った撮影もでき、スナップ撮影の幅が広がります。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

赤と黄と黒の3色が目に留まり、撮影した1枚。スナップ撮影をしているとカラフルなものばかりに目が行ってしまいます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

街の植え込みもマイクロレンズがあれば草木の生い茂ったジャングルに。ちょっとした場所でも違った視点で撮影ができるので、場所を問わず楽しめます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

写りに関しては流石Zレンズと言えるシャープな描写。また、DXフォーマットでの撮影なので、レンズ周辺は使われず、レンズの美味しい部分だけを使っている状況です。AF性能についても遅いや甘いといった不満は感じられません。サクサク撮れて使いやすい印象でした。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

小さな麦わら帽子が飾られた植え込み。少しずつ気温が下がり始めた頃に麦わら帽子を見ると、今年の夏も暑かったなと夏の思い出を振り返ってしまいます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

夜の撮影ではクリエイティブピクチャーコントロールの「デニム」を使ってみました。雨で濡れた地面が、近未来的な雰囲気になり異次元の街ように感じます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

毒々しい色の水溜り。こちらも「デニム」の設定で撮影しました。電光掲示板などの明かりに対して、「デニム」の色味は相性が良く、奇抜な写真が撮りたいという方にはオススメです。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

最後はモノクロの「カーボン」で撮影。「デニム」とは違うしっとりとしたイメージに仕上がっています。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

今回は、気になっていたボディとレンズの組み合わせで撮影ができました。結論としては非常に使いやすく、撮影していて楽しいのでオススメです。この組み合わせはバッチリ。

実は、『Z50』を7月23日に発売された『Nikon Z fc』に買い替えるかどうか、かなり悩んでいます。ただ、『Z50』はまだ購入して2年経っていません。買い替えるにはまだ早い…将来的に買い替えるとしても、それまでに『Z50』を使い倒しておきたい思いもあったので、今回のような撮影をしようと思いました。

今年の夏は『FUJIFILM GFX 50S II』や『RICOH GR IIIx』、『Canon EOS R3』などの魅力的な新製品の発表が各メーカーからあり、ワクワクが止まりません。ニコンも『Nikon NIKKOR Z 40mm F2』の発表があり、今後のレンズラインナップの拡充が楽しみです。1番楽しみなのは『Nikon Z9』ですが(笑)。

これからやってくる秋は薔薇やダリアなどの花も咲く季節。撮影できるタイミングがあれば積極的に撮りに行きたいですね。

それではまた。

#12 Leica M10

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Leica M10 + Summar L50mm F2

先日の『Tシャツ展 2021』、ありがとうございました。無事、展示を終えることができました。今回作成したTシャツは8月末までネット購入が可能です。ぜひご検討ください↓

nadartshirt.square.site

さて、気付けば東京2020オリンピックも閉会。始まったと思えば一瞬で終わってしまう、手持ち花火のような時間の短さでした。しかし、夏はまだまだ終わる気配がありません。猛烈な暑さはどう乗り越えれば良いのでしょうか。

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Leica M10

前置きが長くなりましたが、新しくカメラを買ってしまいました。M型ライカの『Leica M10』です。前々から使いたいと思っていた1台で、状態の良い中古が出てきたら買おうかと考えていました。まだ買うのは早いのではと思ったこともありましたが、中古での取り扱いが殆どということ、「欲しい機材は若いうちに買え」という多くの方からの助言、今撮りたいものなど様々なことを踏まえて購入を決断しました。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

『M10』の有効画素数は2400万画素。スナップ撮影には丁度いい画素数でしょう。今年の11月に発表されると言われている後継機が高画素化すると噂されていますが、実際どうなるのか大変気になっています。個人的に高画素機はニコンのミラーレス一眼カメラにしたいと思っているので、『M10』のスペックは私の考えにフィットしていました。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

今現在所有しているレンズ(MとL合わせて)は、『Leica Summar L50mm F2』、『Nikon NIKKOR-H・C 5cm F2』、『Carl Zeiss C Biogon T* 35mm F2.8 ZM』の3本。今回、『C Biogon T* 35mm F2.8 ZM』で撮影した写真はありませんが、今後お見せできればと思います。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 

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Leica M10 + Summar L50mm F2

『Summar L50mm F2』の開放絞りの柔らかい描写はやはり癖になります。開放絞りで瞬間的にピントを合わせるのは難しいですが、静止した被写体ならじっくり合わせることができます。その点、『Nikon Z6』で使用した方が正確にピントを合わせられる気がします。でも、便利なのが全てではなく、制限されている方が楽しいこともあるのです。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 

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Leica M10 + Summar L50mm F2

木漏れ日に照らされた酒樽。シャドウ部分の粘り具合が好きです。スナップでは光と影を撮りたいと考えているのですが、なかなか上手くできていません。『M10』と一緒に上達できればと思っています。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 レンジファインダー機がスナップに適している理由、それはファインダーの見え方でしょう。ミラーレス一眼カメラなどの一眼タイプは撮影範囲がファインダーに表示されます。レンジファインダー機はファインダーの中にブライトフレームという枠があり、その枠内が撮像範囲となっています。なので、普通は見えない撮像範囲外を見ながら撮影できるので、被写体の動きを予想しやすいのです。

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Leica M10 + Nikon NIKKOR-H・C 5cm F2

 西日の暖かい色味が綺麗に感じた渋谷駅の文字。普段、テレビなどで見慣れている風景ですが、この日は撮りたくなってしまいました。開発で日に日に様変わりしていく渋谷の様子も撮っておきたい被写体です。そして、このような世の中で、何が普通で、何が普通ではないのか、ちょっと考えてしまいました。

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Leica M10

良いカメラを買ったなと、物撮りしながら強く実感しました。ニコンのフラッグシップミラーレス一眼カメラ『Nikon Z9』の開発発表があり、それを買うための貯金で『M10』を先に買いました。『Z9』はまだこれから出るカメラですし、モータースポーツ航空祭での撮影は暫くないということもあり、発売と同時に買わなくてもいいのではという判断です。

憧れのライカを手にし、写真を更に上達させなければという思いに駆られています。良い機材を買えば良い写真が撮れるわけではありません。しっかり道具を使いこなすことで撮れていくようになるのでしょう。まだまだ、撮り始めて1ヶ月。『M10』で私の代表作品が撮れるよう、今後も精進して参りたいと思います。

それではまた。