約1ヶ月振りの更新となった『お撮みカメラ日記』。あまり撮影の時間が取れない中、どの機材で撮影しようかと迷っていました。そして、撮影のために出掛けるというよりも、外出したついでに撮影すると決め、機動性に優れたシステムを選択することになりました。
ということで、ボディは『Nikon Z50』、レンズは『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』の組み合わせで撮影しました。『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』はFXフォーマット(フルサイズセンサー)対応のレンズ。『Z50』との組み合わせでは手ブレ補正がないので不安になるかもしれませんが、一眼レフでは手ブレ補正がないことも多かったのでそこまで問題ではないと思います。デメリットよりも、コンパクトで持ち運びやすいというメリットの方が大きいのではないでしょうか。
DXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)のカメラに取り付けることで、焦点距離は35㎜判換算で75㎜。中望遠でのスナップを楽しむのには扱いやすい焦点距離です。また、マイクロレンズでもあるので思いっきり寄った撮影もでき、スナップ撮影の幅が広がります。
赤と黄と黒の3色が目に留まり、撮影した1枚。スナップ撮影をしているとカラフルなものばかりに目が行ってしまいます。
街の植え込みもマイクロレンズがあれば草木の生い茂ったジャングルに。ちょっとした場所でも違った視点で撮影ができるので、場所を問わず楽しめます。
写りに関しては流石Zレンズと言えるシャープな描写。また、DXフォーマットでの撮影なので、レンズ周辺は使われず、レンズの美味しい部分だけを使っている状況です。AF性能についても遅いや甘いといった不満は感じられません。サクサク撮れて使いやすい印象でした。
小さな麦わら帽子が飾られた植え込み。少しずつ気温が下がり始めた頃に麦わら帽子を見ると、今年の夏も暑かったなと夏の思い出を振り返ってしまいます。
夜の撮影ではクリエイティブピクチャーコントロールの「デニム」を使ってみました。雨で濡れた地面が、近未来的な雰囲気になり異次元の街ように感じます。
毒々しい色の水溜り。こちらも「デニム」の設定で撮影しました。電光掲示板などの明かりに対して、「デニム」の色味は相性が良く、奇抜な写真が撮りたいという方にはオススメです。
最後はモノクロの「カーボン」で撮影。「デニム」とは違うしっとりとしたイメージに仕上がっています。
今回は、気になっていたボディとレンズの組み合わせで撮影ができました。結論としては非常に使いやすく、撮影していて楽しいのでオススメです。この組み合わせはバッチリ。
実は、『Z50』を7月23日に発売された『Nikon Z fc』に買い替えるかどうか、かなり悩んでいます。ただ、『Z50』はまだ購入して2年経っていません。買い替えるにはまだ早い…将来的に買い替えるとしても、それまでに『Z50』を使い倒しておきたい思いもあったので、今回のような撮影をしようと思いました。
今年の夏は『FUJIFILM GFX 50S II』や『RICOH GR IIIx』、『Canon EOS R3』などの魅力的な新製品の発表が各メーカーからあり、ワクワクが止まりません。ニコンも『Nikon NIKKOR Z 40mm F2』の発表があり、今後のレンズラインナップの拡充が楽しみです。1番楽しみなのは『Nikon Z9』ですが(笑)。
これからやってくる秋は薔薇やダリアなどの花も咲く季節。撮影できるタイミングがあれば積極的に撮りに行きたいですね。
それではまた。