昨日2021年10月1日、『RICOH GR III』の兄弟機となる『RICOH GR IIIx』が発売されました。噂などがなく、製品発表がサプライズで行われたので非常に驚きました。35㎜判換算で40㎜相当という焦点距離は正直羨ましいです。
今回はそんな新製品の発売もあり、『GR III』でスナップ撮影したいなと思った次第です。以前書いた『GR III』のブログではカラー写真の作例を中心にカメラについてなど色々語りましたが、今回はモノクロだけで撮影してみました。
以前書いた『GR III』のブログはこちら↓
今回のブログ唯一のカラーはカメラの物撮り。『GR III』は、スナップ撮影をすることが増え、気軽に持ち歩けるカメラが欲しくなり購入したコンデジです。ちなみに、この『GR III』は特別な「Street Edition」です。そして、お気に入りの革鞄工房が作っている赤色のストラップを付けています。
設定で「粒状感」を2にして撮影した1枚。モノクロだと若干ザラザラした方が心地良く感じます。個人的にはPanasonicのカメラの粒状感が自然で好みなのですが、『GR III』も悪くないですね。
影から浮かび上がるように見える木の枝。モノクロ写真=白と黒の2色の世界というわけではありません。その2色の中間色である灰色をどのように写すかによって表現が大きく変わります。
私は、白黒ハッキリ分かれたものよりも中間色のグラデーションが豊かなモノクロ写真が好みです。被写体によってはバイナリーの表現が合うものもあるので、臨機応変に変えていますが。
『GR III』の焦点距離は35㎜判換算で28㎜相当。その広角をあまり活かしていない写真が多いという自覚があります。花のマクロ撮影ばかりを行って来たので、被写体に寄って切り取るという癖が付いてしまったようです。その癖を直すべきなのか否か、どちらが正しいのか分かりませんが、画面の広がりを意識した撮影をすることも偶には必要なのかなと思ったりしています。
今回の撮影で1番気に入っている写真。あえて中央から主題をずらしたことで、硬くなり過ぎない自然な感じになったのではないでしょうか。
林には彼岸花が咲いていました。群生している場所に行って思う存分撮影したいと思っていますが、結局行けていないのが現実。
群生はしていなかったものの、散策をしているとあちらこちらに咲いていました。暫く上から撮っていましたが、絵に変化が見られなかったので、下からあおったりなど様々な角度で撮影してみたり。コンパクトで機動力のあるカメラだと、気楽に撮れるのでいいですね。
『GR III』は常に持ち歩くことでその力を発揮するカメラだと思います。スマホの上位互換として、オールラウンダーとして活躍させたいのであれば、やはり35㎜判換算で28㎜相当の焦点距離は便利。人間の視野に近い画角にこだわるのであれば『GR IIIx』なんでしょうかね。そして、私には『GR IIIx』の方が合っている気がしています。できれば2台持ちしたいところです(笑)。
スナップは発見が多く、撮影してして飽きることがないのですが、上達しているのかと不安になることも。まだまだ訪れたことのない場所が日本にも山ほど。私らしい作品集が作れるよう、これからも『GR III』と共に撮り続けて行きたいですね。
それではまた。