#60 Leica Q3 デジタルズーム編

前回のブログから少し時間が経ってしまいましたが、今回は『Leica Q3』のデジタルズームの作例を撮ってみました。

『Q3』は有効画素数6030万画素。レンズは「ズミルックス 28mm F1.7 ASPH.」。デジタルズーム機能は、28mm、35mm、50mm、75mm、90mm相当の画角で撮影が可能です。『Leica Q2』では75mmまででした。デジタルズームを使用した状態で撮影しても、RAWデータは28mmの画角で撮影されたものが保存されるので、後からやぱり画角を変えたいとトリミングし直すこともできます。

記録サイズの変更をするとデジタルズーム使用時の画素数も変わります。私はデジタルズームを使うことが多いので、常に最大の記録サイズで撮影しています。今回の写真は全て最大画素の設定からデジタルズームを使用しています。画角の変化も見比べられるかと思います。

まずは通常の28mm。約6000万画素です。

35mm、約3900万画素。

50mm、約1900万画素。

75mm、約800万画素。

90mm、約600万画素。
28mmと90mmを比べると船の大きさが全然違います。ここまでズームできるのであれば、旅行では十分なのではないでしょうか。また、90mm時の画質に関しても約600万画素あれば、スマホの待ち受けやハガキサイズでプリントしても問題はありません。実用的な画質があると思います。

薔薇が咲いていたのでマクロモードで撮影。こちらは50mmです。約1900万画素もあればA4サイズでプリントしても問題ありません。

こちらも50mm。50mmのマクロレンズはよくありますし、花の撮影では使いやすいですね。

35mmでマクロモード。

こちらも35mmですが、通常モード。開放絞りのF1.7で撮影しています。通常モードの最短撮影距離ギリギリのところで撮影しているので、薔薇の花びらも途中からボケています。

90mmのマクロモード。画面いっぱいに薔薇を詰めてみました。流石に90mmまでクロップし、ISO800の設定だとノイズを感じられます。

海辺の錆びたフェンス。この日は修学旅行の団体がいました。フェンスに近寄ってずっと撮影している姿は奇妙に見えたかもしれません(笑)。こちらの写真は28mmです。

75mmにクロップしてマクロ撮影。ISO200だったからかそこまでノイズを感じられません。

最後は紫陽花の写真。もう紫陽花が咲いていることに驚きました。徐々に湿気を感じる季節ということですか…

こちらも50mmで撮影。これくらいの画角が一番撮りやすいのかもしれません。先ほどの紫陽花の写真も50mmでした。

『Q3』のデジタルズーム、花の写真をメインにしてみました。この機能、かなり使いやすい印象です。特に50mm時に約1900万画素というのが良いですね。マクロモードとの組み合わせれば、テーブルフォトなども十分に撮れると思います。個人的には、ズームしているという感覚より、余計なものを画面に入れないように画角を狭めるという感覚の方が合っているかと。もし、後からズームしなければよかったと思っても、RAWデータは28mmの画角で撮影されたものが保存されているので安心です。
『Q3』を使い始めて約2ヶ月。まだまだ使い足りません。色々な所に持って行きたいですね。
それではまた。
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