お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#30 Nikon Z9(前編)

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

高画素と高速連写の両立を果たしたフラッグシップ機。待ちに待った1台が私の所にもやって来ました。私もついにフラッグシップ機を扱うようになるとは…

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回は『Nikon Z9』について書いていきます。当初の予定では、動体撮影の作例も一緒に載せたかったのですが、それ以外のカットで気に入ったものが多かったので、2本立てにしました。

『Z9』は有効画素数4571万画素、約20コマ/秒の高速連射、8K UHD/30p動画の撮影が可能な1台。画期的な部分としては、メカシャッター廃止、ブラックアウトフリーの電子ビューファインダー、4軸チルト機構の画像モニターなどがあります。プリキャプチャやカスタムワイドエリアAFなどの細かい機能も盛り沢山で、とてもじゃないですが説明しきれません。まさにモンスターマシン。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

『Z9』を持って向かったのは、開成町あじさい祭。田園地帯に5000株もの紫陽花が植えられており、毎年多くの人が見に来るようです。初めて行きましたが、紫陽花の数に圧倒されました。種類も豊富で実に撮り甲斐がありましたね。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

この日は3本ほどレンズを持って行っていましたが、結局使ったのは『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』の1本だけ。『Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』は使ってみようかと思いましたが、中途半端な写真を量産しそうだったのでやめておきました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』は『Nikon Z6』でも使用してきましたが、『Z9』でのAFはかなり早く感じられました。パッパッと機敏に動き、狙った所に正確に合う印象でした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

薔薇も5月から6月にかけて咲くので、なんとか撮影することができました。『Z6』での描写に不満は全くありませんでしたが、有効画素数4571万画素を経験してしまうと、マクロ撮影は『Z9』一択になってしまいます。オールドレンズでの撮影は引き続き『Z6』で楽しみたいと思っています。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

縦位置グリップがあることで、縦構図で撮影する場面が増えました。また、画像モニターが4軸チルト機構になったことで、縦でも不自由なく撮影することが可能です。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

ここからはスナップ写真をご紹介。今後、縦位置グリップ付きのフラッグシップ機でスナップすることはあるのでしょうか…少なくとも、軽い気持ちで『Z9』を選ぶことはないでしょう。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

曇り空でしたが湿気があったので、蒸し暑さを感じました。マスクもシャツもグッショリと汗で濡れてしまいました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 24-70mm F4 S

山下公園から大さん橋ターミナルまで歩いてみました。喉が渇いていたので、小型船が行ったり来たりしているのを眺めながら水分補給。汗で濡れていたシャツが完全に乾いたところで、移動することにしました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S』の解像力は素晴らしいですね。ロープの網目までくっきりと写っています。ストレッチをしている人の写真もそうでしたが、立体感もあります。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

最後はうちのにゃんこ。部屋のベッドで横になっているところを撮影しました。カメラに興味がなく、撮られているのをダルそうにしていました。最初は瞳AFを使って撮影してみましたが、猫があまりにも動かないので最終的にシングルポイントAFにしてしまいました。この写真もシングルポイントAFだったと思います。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回は、高画素に焦点を当てた写真をご覧いただきました。紫陽花の撮影時、高画素機のピントのシビアさを感じつつも、AFでバチッと合う確率がかなり高く、バチピン時の解像感には感動しました。

『Z9』、流石フラッグシップ機ですね。高画素と高速連写が両立されたことで、1台で何でもこなせるカメラに仕上がっています。まだ使い始めて1ヶ月程ですが、撮れるという安心感が半端じゃないです。

さて、次回は望遠レンズ編という感じで、動体を中心に撮影した作例をお見せできたらいいなと考えています。ただ、『Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』での撮影もしたいので、少し時間がかかるかもしれません。気長にお待ちいただければと思います。

それではまた。

 

 

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