50mmのレンズは気付けば増えていました。標準域のレンズなので使いやすいですし、オールドレンズとなると大体が50mmか35mmですからね。個々の写りの違いを求めてた結果、防湿庫には何本ものレンズが保管されていくのです。
今回は『OLYMPUS OM 50mm F1.4』で撮影してきました。このレンズはレンズ名に「MC」がなかったのでモノコート。レンズについて色々調べてみると、「M-SYSTEM」から「OM-SYSTEM」に表記が変更されたもので、フィルター枠のところが銀色であることから前期型と言われている1本のようです。
撮影したのは銀座。買い物より撮影で行くことが多いです。東京駅や日比谷公園も近いので。
日曜日に出掛けたので、道は歩行者天国になっていました。人通りも以前までとはなりませんがかなり戻ってきた印象で、ホコ天でなければ歩くのに苦労したでしょう。
『OM 50mm F1.4』は6群7枚の変形ダブルガウス型で質量は230g。F1.4という定番のスペックとなっています。
雨上がりだったことと銀座の建物の多さを踏まえ、ホワイトバランスを青色に寄せました。真夏前のまだ涼しい雰囲気が出ればいいなと思いながらの撮影です。
『OM 50mm F1.4』の開放絞りの描写はかなりふわっとしています。コントラストも低いので、飛ばし気味に撮影すると柔らかい写りが楽しめます。
ボケはかなりざわついています。オールドレンズらい甘さのある1本だなと、撮影しながら感じました。
今年は紫陽花の開花が早いような気がします。調べてみると、平年並みか早めとのこと。去年が遅かったので、かなり早く感じるというのもありそうです。
開放絞りで花を撮影してきましたが、この1枚は絞ってみました。F5.6くらいまで絞るとコントラストが高くなります。ピント面の解像力も良くなりますね。絞りによって描写が変わるので、その変化を楽しめます。
銀座の建物は独特なデザインをしているものが多く、スナップが楽しいです。
ボケのザワザワ感とハイライトの滲み。暗闇から浮き上がるようなマネキンが良い感じです。
今回、1番のお気に入りの写真がこちら。シャドウの沈み具合が最高です。電灯の立体感も感じられ、撮った瞬間に「おー」と言ってしまいました。
『OM 50mm F1.4』、開放では柔らかい写りで絞った時の解像力、コントラストが高くなるという変化を楽しめる標準レンズ。個人的には開放絞りでの独特な描写がオールドレンズらしく、面白いと感じました。現代的なレンズに飽きてしまった時に使いたくなりますね。
オールドレンズでの撮影をしていると、さらに新しくレンズを買いたくなってしまいます(笑)。ただ、それ以外に必要なカメラアクセサリーなどがあるので我慢。撮影をしてその気を紛らわしたいと思います。
それではまた。
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