気付けば4月。ダウンが必要と思えば、半袖で過ごせるような暑さになったりと気まぐれな気候に翻弄されています。桜も咲いたと思えば2週間程で葉桜に変わっていましたし。
機材は『Nikon Z50』に『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』。今回の撮影をラストに『Z50』は下取りに出そうと考えています。その理由はのちほど。
今回の写真はクリエイティブピクチャーコントロールの設定を「トイ」にして、適用度を50%にしました。トイカメラのような独特な青色になる設定で、度々使っています。ニコンのクリエイティブピクチャーコントロールは適用度やミドルレンジシャープ、明瞭度などを細かく設定でき、撮影する時点で思い通りの画づくりが可能です。また、ミラーレス一眼の良い部分として、その設定が反映された映像を見ながら撮影できるというところがあります。「今日はこの設定にして撮影する!」と決めてスナップをするのは楽しいですよ。
道端に小さな花が咲き始めると春を感じます。こんなところにも春があったと発見した感覚です。
駐車場に捨てられたビン。日を浴びて光っていましたが、ゴミなんですよね。路上飲みをしても、ゴミは持ち帰って欲しいものです。
お店の窓辺には鮮やかな絵が描かれた壺が置かれていました。正面から撮ると、私が写り込んでしまうので、斜め下から撮影しました。
学生の頃、街の落書きを集めた写真を壁一杯に貼るという展示をしました。1回目は東京で撮影したもので、2回目はカナダのトロントで撮影したもの。海外のはグラフィティ・アートと呼ばれるくらい正に芸術的だったのを今でも覚えています。海外に行ける機会があれば、また撮り溜めたいです。
日が傾くと、塀には街路樹の影ができ始めます。他にも街頭や標識、人によって影ができるので、スナップ撮影の時は地面や壁を見ていることが多いです。
カラフルなTシャツが陳列されているのを発見。クリエイティブピクチャーコントロールの「トイ」はコントラストが高くなるので、より鮮やかに写すことができます。沈むようなシャドーの青色も良い感じですね。
APS-Cサイズセンサーのカメラに50mmのレンズを装着すると、焦点距離は75mmになります。中望遠の単焦点レンズは被写体を切り取る感覚で撮影できるので、スナップでは使いやすいでしょう。
また、『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』は名前にMCとあるようにマイクロレンズでもあるので、被写体に思いっきり寄ることが可能。初めての単焦点レンズとして便利なので非常におすすめです。
道の花壇にはパンジーが植えられていました。マクロ撮影では被写体と背景との距離が長くなれば長くなるほど背景が大きくボケます。ただ、被写体とカメラが近い状態だと被写界深度が浅くなる(ピントの合う幅が狭くなる)ので、絞りの開け過ぎには注意が必要です。物撮りで被写体全体にピントを合わせたい時はF10以上絞ることもあります。
ボケ量についてはセンサーサイズも関係あり、センサーサイズが小さくなるとボケにくくなります。同じF値で撮影しても、センサーサイズが異なるのです。ただ、小さいセンサーだからと言ってボケないわけではありません。現に『Z50』で撮影した写真でもしっかり背景や手前がボケているわけですし。
今回のブログで1番マクロ撮影らしい写真がこちら。チューチップを大きく写してみました。絞りF8で撮影していますが、花弁のカーブしている部分はボケていますね。
『Z50』での最後の撮影。下取りに出す理由は、ある機材を注文したからです。一時期、『Nikon Z fc』に買い替えようと考えていましたが、『Z50』自体の出番が減っていたので買い替える意味も無いかと思うようになりました。名残惜しいですが、新しい機材を買うには頭金が欲しいので仕方ありません。まあ、新しい機材でより良い撮影ができれば、手放したことも後悔しないでしょう。手元に届く日が待ち遠しいです。
それではまた。
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