お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#32 Nikon Z9とナナニッパでひまわりを

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

夏本番と言える連日の猛暑。家の玄関を開けた時に受ける熱気だけでもう疲れが出てしまいます。やる気を振り絞って撮影に向かったのは昭和記念公園。ひまわりを撮ろうということで行ってきました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

今回は『Nikon Z9』に『Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』の組み合わせ。前回の『Z9』の望遠編では『Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』をメインに書いていたので、今回はナナニッパを使ってみたいと思ったのです。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

ひまわりを撮るのは何年ぶり?と考えてしまうくらい、久々の撮影。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

このひまわりはサンフィニティという品種。背丈が低く、小ぶりで可愛らしい印象でした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』で撮影していたので、遠くの花も狙うことができました。その中で、飛び交う蜂を発見。『Z9』のAF性能によって撮影できた気がします。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

こちらは蜜蜂でしょうか。先ほどの蜂と違ってかなり小さい体でした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

黄色いのはプロカットプラム、黒っぽいのはプロカットレッドと言うらしいです。黒く焦げたような色をしていたので、遠目から見た時は枯れていると思ったのですが、近くで見ると花弁が生き生きしていたので驚き。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

ひまわり畑から日本庭園に移動。こちらではトンボが飛んでいました。赤トンボが木の杭に留まったところを撮影。拡大してみると、羽のディテールがはっきりと写っており、高画素機の威力を感じました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

そして、セミを発見。昔は捕まえてましたが、いつからか触るのもためらうように…

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

日本庭園内の建物。見た瞬間に、これは絵になると感じた被写体でした。こういう窓を見ると京都に行きたくなります。1泊2日で撮影旅行に行きたいものです。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

帰宅後、過去に撮影したひまわりのデータを探してみたところ、2015年に撮られたものでした。7年前だったとは思いもしませんでした…

蒸し暑い季節に咲くひまわり。少しでも爽やかに撮れたでしょうか。今年の夏は特に暑いと感じます。私は高校でラグビーをしていましたが、気温は35度がMAXだったと思います。今では38度と天気予報士が言っていて驚きました。夏の撮影は特にこまめに水分と塩分を補給して、熱中症にならないよう気を付けましょう。

まだまだ続く暑い日々。体力をつける為にも、運動を兼ねて撮影に行きたいですね。

それではまた。

 

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#31 Nikon Z9(後編)

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

Nikon Z9』のブログ後編。今回は『Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』で撮影した写真をメインに『Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』でも数カット撮影した写真をご紹介します。

↓前編はこちらからどうぞ。

yas-photo.hatenablog.com

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

さて、『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』の重さは約2385gで、『Z9』は約1340g。この組み合わせで約3725gになります。普通に考えれば重いと言われても仕方ありませんが、800mmという焦点距離のシステムとしては相当軽いでしょう。実際、片手でひょいと持ち上げることができますから。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』で撮影したのは航空機。羽田イノベーションシティに行ってみました。旅客機の撮影はこれで3回目くらいで、まだまだ手探り状態でした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

かなりの頻度で離陸と着陸が行われており、想定していたよりも忙しい撮影でした。ただ、機材の総重量が4kgないのに救われました。カメラを構える→撮る→カメラをおろすの動作を繰り返してましたが、疲労が溜まることはありませんでした。また、30秒くらい構えていても腕がプルプルして構図が決まらないということもなかったです。機材が軽いって素晴らしいなと実感しました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

焦点距離が800mmもあると、「あの飛んでいるのは何だ?」とEVFを覗くだけでも面白くなってきます。AFもサクサク動くのでストレスなく楽しめます。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

縦位置も安定感があり、構図に集中することができました。『Nikon Z6』の時は多少苦労しましたね(笑)。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

しばらく撮影を楽しんでいると、小型機が離陸してきました。現像をしながら、航空祭で戦闘機などを撮影するのが楽しみになった1枚です。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

航空機が真上に近づくと、画面が胴体部分で一杯に。メカメカしい部分がこれほど大きく撮れるのに感動しました。また、窓からこちらを見ている人の顔も写っているのがわかります。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

最後は尾翼をピンポイントに撮影した写真。飛んでいてもここまでフレーミングできるとは思っていませんでした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

そして、『NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』で撮影した写真をちょこっとだけ。『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』と比較すると、こちらの方が解像力があるように感じました。このレンズ、購入してから描写に不満を持ったことがないかもしれません。よく写るイメージが強いですね。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

こちらの写真も、奥に写っている橋のワイヤーや鉄骨までシャープに描写されています。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S

いかがだったでしょうか。もう少しレパートリーがあればより良かったのかもしれませんが、超望遠レンズは使用する場面が限られるので、似た写真が多くなってしまいます。まあ、『Z9』と『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』が揃ったので、色々な撮影が捗ることでしょう。

『Z9』はメカシャッターがないのでショット数を気にする必要がありません。まだまだ撮影したいものが山ほどあるので、ガンガン撮影を楽しみたいと思います。

それではまた。

 

 

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#30 Nikon Z9(前編)

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

高画素と高速連写の両立を果たしたフラッグシップ機。待ちに待った1台が私の所にもやって来ました。私もついにフラッグシップ機を扱うようになるとは…

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回は『Nikon Z9』について書いていきます。当初の予定では、動体撮影の作例も一緒に載せたかったのですが、それ以外のカットで気に入ったものが多かったので、2本立てにしました。

『Z9』は有効画素数4571万画素、約20コマ/秒の高速連射、8K UHD/30p動画の撮影が可能な1台。画期的な部分としては、メカシャッター廃止、ブラックアウトフリーの電子ビューファインダー、4軸チルト機構の画像モニターなどがあります。プリキャプチャやカスタムワイドエリアAFなどの細かい機能も盛り沢山で、とてもじゃないですが説明しきれません。まさにモンスターマシン。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

『Z9』を持って向かったのは、開成町あじさい祭。田園地帯に5000株もの紫陽花が植えられており、毎年多くの人が見に来るようです。初めて行きましたが、紫陽花の数に圧倒されました。種類も豊富で実に撮り甲斐がありましたね。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

この日は3本ほどレンズを持って行っていましたが、結局使ったのは『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』の1本だけ。『Nikon NIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR S』は使ってみようかと思いましたが、中途半端な写真を量産しそうだったのでやめておきました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』は『Nikon Z6』でも使用してきましたが、『Z9』でのAFはかなり早く感じられました。パッパッと機敏に動き、狙った所に正確に合う印象でした。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

薔薇も5月から6月にかけて咲くので、なんとか撮影することができました。『Z6』での描写に不満は全くありませんでしたが、有効画素数4571万画素を経験してしまうと、マクロ撮影は『Z9』一択になってしまいます。オールドレンズでの撮影は引き続き『Z6』で楽しみたいと思っています。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

縦位置グリップがあることで、縦構図で撮影する場面が増えました。また、画像モニターが4軸チルト機構になったことで、縦でも不自由なく撮影することが可能です。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

ここからはスナップ写真をご紹介。今後、縦位置グリップ付きのフラッグシップ機でスナップすることはあるのでしょうか…少なくとも、軽い気持ちで『Z9』を選ぶことはないでしょう。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

曇り空でしたが湿気があったので、蒸し暑さを感じました。マスクもシャツもグッショリと汗で濡れてしまいました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

 

Nikon Z9 + NIKKOR Z 24-70mm F4 S

山下公園から大さん橋ターミナルまで歩いてみました。喉が渇いていたので、小型船が行ったり来たりしているのを眺めながら水分補給。汗で濡れていたシャツが完全に乾いたところで、移動することにしました。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S』の解像力は素晴らしいですね。ロープの網目までくっきりと写っています。ストレッチをしている人の写真もそうでしたが、立体感もあります。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

最後はうちのにゃんこ。部屋のベッドで横になっているところを撮影しました。カメラに興味がなく、撮られているのをダルそうにしていました。最初は瞳AFを使って撮影してみましたが、猫があまりにも動かないので最終的にシングルポイントAFにしてしまいました。この写真もシングルポイントAFだったと思います。

Nikon Z9 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回は、高画素に焦点を当てた写真をご覧いただきました。紫陽花の撮影時、高画素機のピントのシビアさを感じつつも、AFでバチッと合う確率がかなり高く、バチピン時の解像感には感動しました。

『Z9』、流石フラッグシップ機ですね。高画素と高速連写が両立されたことで、1台で何でもこなせるカメラに仕上がっています。まだ使い始めて1ヶ月程ですが、撮れるという安心感が半端じゃないです。

さて、次回は望遠レンズ編という感じで、動体を中心に撮影した作例をお見せできたらいいなと考えています。ただ、『Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』での撮影もしたいので、少し時間がかかるかもしれません。気長にお待ちいただければと思います。

それではまた。

 

 

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#29 Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sとクリエイティブピクチャーコントロールで遊ぶ

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回はいつもよりゆるいブログになります。題材はニコンのミラーレス一眼カメラに搭載されている「クリエイティブピクチャーコントロール」。通常のピクチャーコントロール8種類に加え、クリエイティブピクチャーコントロールは20種類もあります。この絵作りが楽しめる画期的なモードで遊んでみようと思いました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

使用した機材は『Nikon Z6』に『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』。クリエイティブピクチャーコントロールはZシリーズのカメラは勿論、『Nikon D780』や『Nikon D6』にも搭載されています。また、ニコンの現像ソフトの「NX Studio」を使えば旧製品のカメラで撮影したRAWデータにもクリエイティブピクチャーコントロールを適用させることができてしまいます。

このクリエイティブピクチャーコントロールを使えば、面白いパターンの写真が出来上がるのではと思ったのが今回のブログを書くきっかけです。植物を平面で撮影し、クリエイティブピクチャーコントロールの「ピンク」「ブルー」「モーニング」を適用し、現像してみました。初めの1枚目は元の写真です。

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ピンク

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ブルー

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
モーニング

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ピンク

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ブルー

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
モーニング

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ピンク

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
ブルー

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S
モーニング

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

お気に入りの3枚をクリエイティブピクチャーコントロールで遊んでみました。他にも「デニム」や「トイ」、「カーボン」などの設定もなかなかいい味が出るのでよく使っています。特に、スナップ撮影では大活躍。明瞭度やコントラストなどの細かい設定ができ、そもそもの適用度を10%刻みで設定できるので、撮影時点で作りこむことができてしまうんです。ミラーレスのZシリーズならファインダー内の表示にクリエイティブピクチャーコントロールが反映されるので、よりイメージを掴みやすいですし。

今回は面白いんじゃないかと思った写真について書いてみました。シンプルで模様のような写真ならアリのような気がします。これを撮り集めてみるのもいいかもしれません。

さて、この撮影をした数日後、ついにあのカメラが到着しました。発売から約半年。長かった…(笑)。なので、次回はそのカメラについて書きたいと思います。お楽しみに。

それではまた。

 

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#28 Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

50mmのレンズは気付けば増えていました。標準域のレンズなので使いやすいですし、オールドレンズとなると大体が50mmか35mmですからね。個々の写りの違いを求めてた結果、防湿庫には何本ものレンズが保管されていくのです。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

今回は『OLYMPUS OM 50mm F1.4』で撮影してきました。このレンズはレンズ名に「MC」がなかったのでモノコート。レンズについて色々調べてみると、「M-SYSTEM」から「OM-SYSTEM」に表記が変更されたもので、フィルター枠のところが銀色であることから前期型と言われている1本のようです。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

撮影したのは銀座。買い物より撮影で行くことが多いです。東京駅や日比谷公園も近いので。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

日曜日に出掛けたので、道は歩行者天国になっていました。人通りも以前までとはなりませんがかなり戻ってきた印象で、ホコ天でなければ歩くのに苦労したでしょう。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

『OM 50mm F1.4』は6群7枚の変形ダブルガウス型で質量は230g。F1.4という定番のスペックとなっています。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

雨上がりだったことと銀座の建物の多さを踏まえ、ホワイトバランスを青色に寄せました。真夏前のまだ涼しい雰囲気が出ればいいなと思いながらの撮影です。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

『OM 50mm F1.4』の開放絞りの描写はかなりふわっとしています。コントラストも低いので、飛ばし気味に撮影すると柔らかい写りが楽しめます。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

ボケはかなりざわついています。オールドレンズらい甘さのある1本だなと、撮影しながら感じました。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

今年は紫陽花の開花が早いような気がします。調べてみると、平年並みか早めとのこと。去年が遅かったので、かなり早く感じるというのもありそうです。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

開放絞りで花を撮影してきましたが、この1枚は絞ってみました。F5.6くらいまで絞るとコントラストが高くなります。ピント面の解像力も良くなりますね。絞りによって描写が変わるので、その変化を楽しめます。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

銀座の建物は独特なデザインをしているものが多く、スナップが楽しいです。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

ボケのザワザワ感とハイライトの滲み。暗闇から浮き上がるようなマネキンが良い感じです。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

今回、1番のお気に入りの写真がこちら。シャドウの沈み具合が最高です。電灯の立体感も感じられ、撮った瞬間に「おー」と言ってしまいました。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F1.4

『OM 50mm F1.4』、開放では柔らかい写りで絞った時の解像力、コントラストが高くなるという変化を楽しめる標準レンズ。個人的には開放絞りでの独特な描写がオールドレンズらしく、面白いと感じました。現代的なレンズに飽きてしまった時に使いたくなりますね。

オールドレンズでの撮影をしていると、さらに新しくレンズを買いたくなってしまいます(笑)。ただ、それ以外に必要なカメラアクセサリーなどがあるので我慢。撮影をしてその気を紛らわしたいと思います。

それではまた。

 

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#27 Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

Nikon Z9』が手元に来る前にレンズが来てしまいました。まあ、『Z9』の予約が遅れ、半年以上待つ羽目になったので、同じ過ちはしたくないと予約開始と同時に予約したことで発売日に手に入れることができたのです。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

購入したのは『Nikon NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』。初めて超望遠レンズを買いました。本来なら『Z9』で運用すべき1本ですが、私の『Z9』はまだ存在していないので『Nikon Z6』で撮影してきました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

向かったのは多摩動物公園。小さい頃に行って以来で、10年以上行ってませんでした。子供連れの家族で大変賑わっている中、こんな大砲のような機材を持って歩き回ってる人は私だけ。動物たちの見られているという気持ちが少しわかった気がしました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』は長さ約385mm、重さ約2385gと800mmのレンズとしてはかなり小型軽量。それでも大きいレンズであることに変わりはありませんが笑。800mmでヨンニッパと同等のサイズ感というのが凄いことなのですが、あまり伝わりにくいんですよね。ここまでコンパクトにできたのはPFレンズ(位相フレネルレンズ)という光の回折現象を利用し、高い色収差補正能力を実現させる特殊なレンズを使用しているため。このレンズによって使用レンズ枚数が減らすことができ、コンパクトになったわけです。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

PFレンズは2015年1月29日に発売された『Nikon AF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VR』で初めて採用されました。その後は2018年9月14日発売の『Nikon AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR』に使われ、今回の2022年4月22日発売の『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』に続くのです。どのレンズも小型軽量化され、値段もかなり抑えられています。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

小型軽量のレンズを実現させるPFレンズ、凄いじゃないかと思われますが、欠点もあります。それは逆光に弱いこと。太陽やスポットライトなどの強い光源にカメラを向けた際、独特なリング状のフレアが発生することがあります。また、コントラストが低下してしまうという場合もあります。ただ、『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』ではその弱点もかなり改善されているようです。今回の撮影ではそのような撮影条件がなかったので、試すことはできませんでしたが、ニコン公式の作例ではその進化を感じられるものもありました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

詳しいレンズのことはニコンの製品ページで見てもらうとして、ここからは撮った写真の話をメインにしていきましょう。

久しぶりの動物園ということで、何を撮ろうかと考えながら入口から順々に動物を見て行くと猛禽類のエリアがあることに気付きました。フクロウや鷲、鷹はなかなか撮る機会がないので、そっちに行くことにしました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

金網のウニャウニャしたのが出てしまいましたが、構図が良かった1枚です。ずっと開放絞りで撮影していましたが、こうなったりならなかったり。F6.3じゃ撮れないということはありませんが、条件がありそうです。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

今回の撮影のベストショットはこちら。ダルマワシです。金網の影響もなく綺麗に仕上がりました。くりくりな目と赤い肌、黒い羽根がいい感じで写ってます。上を見上げているポーズもいいですね。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

一番可愛かったのはお昼寝をしているトラ。大きくてもネコなんだなあと感じました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

 

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

テレビを見るおじさんのような格好をしているオラウータン。柵の前は多くの人で近づくとこができませんでしたが、800mmなら遠くからでもこの寄り具合になります。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

こちらはユキヒョウ。鋭いまなざしに猛獣らしさを感じます。ふわふわとした毛の描写があり、『Z6』でも十分な解像感があるのがわかります。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

夕方になり、日が傾いてきてからアフリカ園へ。ライオンやアフリカゾウ、キリンなどのメジャーな生き物がいるエリアです。私が動物園で好きな生き物の中に、フラミンゴがいます。目力と大きいくちばしが好きなポイントです。檻の中にはかなりの数のフラミンゴがいましたが、800mmの画角の狭さを活かして1羽だけを写すことができました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

可愛い後ろ姿はサーバル。うねりを感じたので縦構図で撮影しました。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

ペロっとした瞬間を撮れました。凛々しい顔をしていながら、急に舌を出すのが可愛いですね。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

そして、百獣の王ライオン。この日はオスの姿を見ることはできませんでしたが、メスは撮影できました。こちら側が影になっているのが少し残念ですが、人がどうのこうのできる動物じゃないですからね笑。

Nikon Z6 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

最後にかなり離れた場所から撮影しましたが、ライオンに睨まれました。サバンナで遭遇していたら撮影してる場合じゃないでしょう。

今回の撮影ではっきりしたのが、『Z6』には『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』厳しいということ。歩いている動物へのAFは合っていないことが多く、レンズの性能の半分も引き出せていないと感じました。また、現状『Z6』ではピント位置の呼び出し機能が使えません。使えたとしても、AF性能が追い付いていないので撮影は難しいでしょうが…

このレンズを購入した一番の目的は、SUPER GTの撮影。コロナ前に1度撮影にいったことがあり、それからモータースポーツの面白さにハマりました(最近は過去のレース動画ばかり見てます)。『Z9』に『NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S』を装着して、サーキットで撮影をしたいですね。SUPER GT以外にもSUPER FORMULAやスーパー耐久などのレースも行ってみたい。800mmでなければ撮れない世界があるので、その世界を存分に楽しめたらと思います。私の『Z9』、早く来ますように。

それではまた。

 

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#26 Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

今日から2022年のゴールデンウィークが始まるという方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。ただ、どこか遠くに旅行へということもないので、撮影にでも行こうかなと思っています。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

最近は『Leica M10』での撮影にハマっており、『Nikon Z6』は物撮りくらいしか出番がありませんでした。たまには『Z6』も使ってあげねばと、マウントアダプターを使ってオールドレンズの作例でも撮ってみることにしました。

今回選んだレンズは『OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro』。使用しているマウントアダプターは『RAYQUAL マウントアダプター オリンパスOMレンズ/ニコンZボディ』です。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

レンズのスペックは、レンズ構成4群5枚、最短撮影距離が0.23m、最大撮影倍率0.5倍の重量200gといったところ。開放絞りはF3.5なのでめちゃくちゃ明るいという感じではありません。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

このレンズは『OLYMPUS OM 50mm F2 MC Macro』の廉価版とされていますが、非常にコンパクトで撮影しやすいのが良いんです。オールドレンズと言っても、現代的な写りで、シャープでコントラストが高い印象。この写真は開放絞りで撮影しましたが、葉の葉脈がはっきりと写っていますね。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

ボケは騒がしく硬い感じですが、マクロレンズなのでボケを気にして撮影することはあまりないでしょう。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

開放絞りから比較的シャープな描写でしたが、さらに絞ると画面全体がパキッとします。『Z6』のセンサーの性能によるところもあるかもしれませんが。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

流石に感動するような立体感はありませんでした。ライカレンズの浮き上がるような感覚は素晴らしいんだなと思ってしまいました。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

前ボケは普通。素直な描写のレンズだなと撮りながら感じました。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

被写体にグッと近付いて、背景を遠くにすればしっかりと立体感を生み出せます。まだオリオンビールのお酒は飲んだことはありませんが、ビールが飲みたくなりました。今度、買ってみようと思います。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

 

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

茶店でパンケーキを食べて休憩。標準で小型のマクロレンズはこういう時に便利です。邪魔になることなく料理を撮れるので。

Nikon Z6 + OLYMPUS OM 50mm F3.5 MC Macro

『OM 50mm F3.5 MC Macro』いかがだったでしょうか。コンパクトな標準マクロレンズなので、スナップ用としておすすめな1本です。OMレンズは他にも持っていますが、どれもオールドレンズらしくないシャープな描写が印象的です(私の所持しているレンズが、そういう傾向なだけかもしれません)。ただ、ハイライト部分は滲んでしまうこともあります。まあ、マウントアダプターで遊ぶという感じですから、その辺は味を堪能するということで。

オールドレンズとして、ミラーレス一眼に装着して楽しむのもいいのですが、フィルムで撮れるうちはフィルムカメラで楽しむべきなのかと思うこともあります。作例を撮るにしても、できればフィルムでやりたいなと撮影しながら感じています。まだまだオールドレンズはあるので、どこかで挑戦したいですね。

それではまた。

 

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