お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#21 Leica Summarit M75mm F2.5

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

1月は私の誕生月。今年で26歳です。もうそんな歳かと思う反面、まだまだなんだなあと感じることもあります。今回は、自分への誕生日プレゼントに買った中古レンズについて書いていきます。

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Leica Summarit M75mm F2.5

購入したのは『Leica Summarit M75mm F2.5』。ライカのレンズは、『Leica Summar L50mm F2』、『Leica Elmar L90mm F4』に続きこれで3本目になります(以前、『Elmar L90mm F4』の存在を完全に忘れていたブログもありました…)。ただ、Mマウントのライカレンズとしては初めての1本ですね。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

『Summarit M75mm F2.5』は、2007年に発売されたレンズ。35mm、50mm、75mm、90mmの焦点距離開放絞りF2.5のシリーズで発売された1本である。レンズ構成は4群6枚のダブルガウス。絞り羽根は11枚で、最短撮影距離は0.9mというスペックです。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

今回の撮影地はお台場。お台場海浜公園東京オリンピックトライアスロンの会場となっていました。そのため、2021年の12月31日まで公園施設が使用できない状態でした。気分転換に散策をするには丁度良く、海が見たくなるとついつい行ってしまいがちな場所です。この日は雲1つない青空で、気持ちの良い日でした。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

海岸を散策し、初めて手にした機材のワクワクを噛みしめます。レフ機やミラーレス機などのファインダーと違い、レンジファインダー機ではファインダー内のブライトフレームで撮影範囲がわかる仕組み。50mmに比べ75mmではフレームが小さくなります。よって、ピントの山を掴むのが難しくなるので、ピント合わせの感覚に早く慣れたいと思うのです。その時間が結構楽しいんですよね。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

「ズマリット」といえば、1954年に発売された『Leica Summarit M50mm F1.5』を連想する人が多いというのを、購入してから知りました。まだまだ知らないことが多いですが、その分知れることがあるというのも事実。新鮮な気持ちでいられるのが楽しいです。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

ズマリットシリーズは、2014年にモデルチェンジし、開放絞りがF2.4になりました。7年でのモデルチェンジは一見長いようにも感じますが、ライカにとっては早いスパン。さらに、F2.4のズマリットもすでに生産完了していると聞きます。コストパフォーマンスが良く、コンパクトなシリーズなので終わって欲しくないと思いますが、どうなんでしょうか。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

 

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

個人的に75mmの焦点距離は50mmも扱いやすい気がしています。被写体を見つけてファインダーを覗いた時の距離感のズレが少ないんです。少し注目して見ているという感覚でしょうか。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

私は、何を撮りたかったのかがはっきりわかる写真が好きです。主題が何かということが一目でわかる写真。そして、写真においてピントは非常に重要な要素ですが、MFで撮影する機会が増えてからはピントが絶対になければならない場合と、そこまで重要でない場合があると感じるようになりました。AFだけで写真を撮っていた頃は、「ピント面の解像感こそ全て」と思っていましたが、柔らかくなってしまいました(笑)。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

 

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

観光客が少なく、どこか寂しさを感じる自由の女神像。本場ニューヨークのものもいつかは見てみたいと思っています。海外でスナップ撮影をするのも夢です。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

そして、お台場にある有名なもう1つの像、実物大ユニコーンガンダム立像。この時はちょうどデストロイモードでした。お台場に行ったら絶対に見る観光スポットです。見る度にepisode 4の戦闘シーンを思い浮かべ、「帰ったらDVD見ようかな」と思ったりします。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

 

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

スペックのところでも書きましたが、このレンズの最短撮影距離は0.9m。開放F値F2.4のレンズは0.7mになり、より近付いて撮影することが可能です。私は、これくらいの大きさで撮れるのなら、別にいいかなと思い開放F値F2.5のレンズにしました。

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Leica M10 + Summarit M75mm F2.5

写真を整理していると青い写真ばかりということに気が付きました。作例を撮るのなら、もっと色味を気にして撮らないといけなかったなあと少し反省しています…

『Summarit M75mm F2.5』の感想としては、「買って良かった」の一言に尽きます。描写は現代的でシャープ、小型軽量でライカレンズとしてはお求めしやすい価格。汎用性が高いので、50mmよりも75mmの方が使う頻度が高くなるかもしれません。

今回のレンズは、誕生日プレゼントとして購入したのですが、年を重ねる度に小さい頃想像していたような大人になれているのかと考えてしまいます。友人からの結婚報告も多くなり、これから起きるライフイベントのチャンスをしっかり掴むことができるのかと不安やプレッシャーは大きくなるばかり。なんとかなるでしょと受け身になる気もないのですが、コロナや自分の環境を考えると、とても良い状況とは言えないでしょう。

ただ、ずっと悩んでいても時間がもったいない。新しいレンズと共に、写真に没頭してみようと思います。

それではまた。

インスタグラムでは、今回撮影した写真のモノクロバージョンを投稿中です。また、過去の作品も多数投稿しているので是非ご覧ください。フォローもよろしくお願いいたします!

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