お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#4 Nikon Z50

ミラーレス一眼カメラの『Nikon Z6』を使い始めて半年が経過しようとしていた時、散歩に持って行きやすいコンパクトなカメラも欲しいなと思い始めていました。この考えを疑問に感じる方もいるかもしれません。ミラーレスカメラ=コンパクトなんじゃないの?と。確かに、ミラーが無い分ボディの厚さはレフ機と比べてだいぶ薄くなっています。 しかし、縦と横幅はあまり変わりません。フルサイズセンサー対応のレンズも、画質を優先した究極の光学設計となれば大きさは犠牲になるものです。ミラーレスカメラ=コンパクトというのはフルサイズやラージフォーマットに関してはあまり当てはまらないでしょう(『SONY α7C』や『SIGMA fp』などの携帯性を重視した機種を除いて)。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

そして、2019年の11月に発売されたのが『Nikon Z50』。Zシリーズで初めてのAPS-Cサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。散歩に持っていくには丁度いい大きさでした。また、『Z6』などと同じZマウントボディなので、Zマウントレンズは勿論、FTZを使ってFマウントレンズを使うことも可能で、サブ機としての使い勝手も良さげ。画質に関してもZシリーズということで優れた性能。キットレンズの『Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR』は沈胴機構を採用したことで、収納時はコンパクトに。描写に関しても、他メーカーの同スペックレンズと比べて周辺解像力が勝っているなど、『Z50』には欠かせない1本です。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

ということで、冬のボーナスが入ったことを確認し、自分へのクリスマスプレゼントとして購入したのでした。正直、『Z6』を購入した時には、もうAPS-Cセンサーのレンズ交換式カメラは買わないだろうと思っていたのですが、不思議なものですね。今思えば、この『Z50』を購入したことによって色々なボディに興味を持ち、沼に沈み始めたのかもしれません。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

私が購入したのは『Z50 16-50 VR レンズキット』。『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S』を持っていましたし、そのレンズを装着すれば、35mm判換算で127.5mm。レンズ側に重心がいってしまうので、レンズを支える感覚での撮影になりますが、まだ使える範囲内でしょう。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

水族館は薄暗い展示が多いですが、暗所でのAFは問題ないと感じました。そして、『Z50』にボディ内手ブレ補正機構はありませんが、キットレンズの『NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR』にはVRとあるように手ブレ補正機構が内蔵されています。あの大きさによく入っているなと感心します。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

さて、ここからはスナップ写真。『Z50』を使いたい場面はちょっと撮影したい時。コンパクトなボディでしっかりした画質で撮れる1台がいい。そんなわがままな撮影者が使いこなしたいと思えるカメラだと思います。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

前の縦写真とこの1枚はクリエイティブピクチャーコントロールの「サイレンス」で撮影。クリエイティブピクチャーコントロールの種類は『Z6』などと同じなので、多彩な表現が可能です。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR

 APS-Cセンサー搭載機だから、そこそこ撮れるだろうくらいに思っていた『Z50』ですが、いざ持ち出してみるとその性能の高さに驚かされます。大きさや描写に関しては流石、Zシリーズのボディ。欠点があるとすれば、ボディ内手ブレ補正がないことと、イメージセンサークリーニングができないことくらいでしょうか。それらの機能がないから写真が撮れないという訳でもないですし、お散歩用カメラとしては十分過ぎるカメラでしょう。

まだ、ニコンから発売予定の発表はありませんが、Zレンズのラインナップを見ると「Micro 50mm」の文字があります。個人的に『Z50』で使ってみたい1本で、非常に楽しみです。

ここまで、ニコンの機材ばかり書いてきましたが、そろそろ他のメーカーの機材にも触れてみようかと思っています。なので、しばらくは私の機材紹介がメインになりそうです(笑)。

それではまた。