お撮みカメラ日記

カメラと写真のちょっとした記録。

#13 Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

約1ヶ月振りの更新となった『お撮みカメラ日記』。あまり撮影の時間が取れない中、どの機材で撮影しようかと迷っていました。そして、撮影のために出掛けるというよりも、外出したついでに撮影すると決め、機動性に優れたシステムを選択することになりました。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

ということで、ボディは『Nikon Z50』、レンズは『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』の組み合わせで撮影しました。『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』はFXフォーマット(フルサイズセンサー)対応のレンズ。『Z50』との組み合わせでは手ブレ補正がないので不安になるかもしれませんが、一眼レフでは手ブレ補正がないことも多かったのでそこまで問題ではないと思います。デメリットよりも、コンパクトで持ち運びやすいというメリットの方が大きいのではないでしょうか。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

DXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)のカメラに取り付けることで、焦点距離は35㎜判換算で75㎜。中望遠でのスナップを楽しむのには扱いやすい焦点距離です。また、マイクロレンズでもあるので思いっきり寄った撮影もでき、スナップ撮影の幅が広がります。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

赤と黄と黒の3色が目に留まり、撮影した1枚。スナップ撮影をしているとカラフルなものばかりに目が行ってしまいます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

街の植え込みもマイクロレンズがあれば草木の生い茂ったジャングルに。ちょっとした場所でも違った視点で撮影ができるので、場所を問わず楽しめます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

写りに関しては流石Zレンズと言えるシャープな描写。また、DXフォーマットでの撮影なので、レンズ周辺は使われず、レンズの美味しい部分だけを使っている状況です。AF性能についても遅いや甘いといった不満は感じられません。サクサク撮れて使いやすい印象でした。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

小さな麦わら帽子が飾られた植え込み。少しずつ気温が下がり始めた頃に麦わら帽子を見ると、今年の夏も暑かったなと夏の思い出を振り返ってしまいます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

夜の撮影ではクリエイティブピクチャーコントロールの「デニム」を使ってみました。雨で濡れた地面が、近未来的な雰囲気になり異次元の街ように感じます。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

毒々しい色の水溜り。こちらも「デニム」の設定で撮影しました。電光掲示板などの明かりに対して、「デニム」の色味は相性が良く、奇抜な写真が撮りたいという方にはオススメです。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

最後はモノクロの「カーボン」で撮影。「デニム」とは違うしっとりとしたイメージに仕上がっています。

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Nikon Z50 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

今回は、気になっていたボディとレンズの組み合わせで撮影ができました。結論としては非常に使いやすく、撮影していて楽しいのでオススメです。この組み合わせはバッチリ。

実は、『Z50』を7月23日に発売された『Nikon Z fc』に買い替えるかどうか、かなり悩んでいます。ただ、『Z50』はまだ購入して2年経っていません。買い替えるにはまだ早い…将来的に買い替えるとしても、それまでに『Z50』を使い倒しておきたい思いもあったので、今回のような撮影をしようと思いました。

今年の夏は『FUJIFILM GFX 50S II』や『RICOH GR IIIx』、『Canon EOS R3』などの魅力的な新製品の発表が各メーカーからあり、ワクワクが止まりません。ニコンも『Nikon NIKKOR Z 40mm F2』の発表があり、今後のレンズラインナップの拡充が楽しみです。1番楽しみなのは『Nikon Z9』ですが(笑)。

これからやってくる秋は薔薇やダリアなどの花も咲く季節。撮影できるタイミングがあれば積極的に撮りに行きたいですね。

それではまた。

#12 Leica M10

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Leica M10 + Summar L50mm F2

先日の『Tシャツ展 2021』、ありがとうございました。無事、展示を終えることができました。今回作成したTシャツは8月末までネット購入が可能です。ぜひご検討ください↓

nadartshirt.square.site

さて、気付けば東京2020オリンピックも閉会。始まったと思えば一瞬で終わってしまう、手持ち花火のような時間の短さでした。しかし、夏はまだまだ終わる気配がありません。猛烈な暑さはどう乗り越えれば良いのでしょうか。

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Leica M10

前置きが長くなりましたが、新しくカメラを買ってしまいました。M型ライカの『Leica M10』です。前々から使いたいと思っていた1台で、状態の良い中古が出てきたら買おうかと考えていました。まだ買うのは早いのではと思ったこともありましたが、中古での取り扱いが殆どということ、「欲しい機材は若いうちに買え」という多くの方からの助言、今撮りたいものなど様々なことを踏まえて購入を決断しました。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

『M10』の有効画素数は2400万画素。スナップ撮影には丁度いい画素数でしょう。今年の11月に発表されると言われている後継機が高画素化すると噂されていますが、実際どうなるのか大変気になっています。個人的に高画素機はニコンのミラーレス一眼カメラにしたいと思っているので、『M10』のスペックは私の考えにフィットしていました。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

今現在所有しているレンズ(MとL合わせて)は、『Leica Summar L50mm F2』、『Nikon NIKKOR-H・C 5cm F2』、『Carl Zeiss C Biogon T* 35mm F2.8 ZM』の3本。今回、『C Biogon T* 35mm F2.8 ZM』で撮影した写真はありませんが、今後お見せできればと思います。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 

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Leica M10 + Summar L50mm F2

『Summar L50mm F2』の開放絞りの柔らかい描写はやはり癖になります。開放絞りで瞬間的にピントを合わせるのは難しいですが、静止した被写体ならじっくり合わせることができます。その点、『Nikon Z6』で使用した方が正確にピントを合わせられる気がします。でも、便利なのが全てではなく、制限されている方が楽しいこともあるのです。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 

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Leica M10 + Summar L50mm F2

木漏れ日に照らされた酒樽。シャドウ部分の粘り具合が好きです。スナップでは光と影を撮りたいと考えているのですが、なかなか上手くできていません。『M10』と一緒に上達できればと思っています。

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Leica M10 + Summar L50mm F2

 レンジファインダー機がスナップに適している理由、それはファインダーの見え方でしょう。ミラーレス一眼カメラなどの一眼タイプは撮影範囲がファインダーに表示されます。レンジファインダー機はファインダーの中にブライトフレームという枠があり、その枠内が撮像範囲となっています。なので、普通は見えない撮像範囲外を見ながら撮影できるので、被写体の動きを予想しやすいのです。

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Leica M10 + Nikon NIKKOR-H・C 5cm F2

 西日の暖かい色味が綺麗に感じた渋谷駅の文字。普段、テレビなどで見慣れている風景ですが、この日は撮りたくなってしまいました。開発で日に日に様変わりしていく渋谷の様子も撮っておきたい被写体です。そして、このような世の中で、何が普通で、何が普通ではないのか、ちょっと考えてしまいました。

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Leica M10

良いカメラを買ったなと、物撮りしながら強く実感しました。ニコンのフラッグシップミラーレス一眼カメラ『Nikon Z9』の開発発表があり、それを買うための貯金で『M10』を先に買いました。『Z9』はまだこれから出るカメラですし、モータースポーツ航空祭での撮影は暫くないということもあり、発売と同時に買わなくてもいいのではという判断です。

憧れのライカを手にし、写真を更に上達させなければという思いに駆られています。良い機材を買えば良い写真が撮れるわけではありません。しっかり道具を使いこなすことで撮れていくようになるのでしょう。まだまだ、撮り始めて1ヶ月。『M10』で私の代表作品が撮れるよう、今後も精進して参りたいと思います。

それではまた。

『Tシャツ展 2021』開催!

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 本日より、『Tシャツ展 2021』が東京の南青山で開催されています。

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『Tシャツ展 2021』

日時:2021年8月6日(金)~8月8日(日)

時間:12時~19時(最終日は16時まで)

場所:ギャラリー・晴れ

「Tシャツ展_2021」 | 東京・南青山/写真ギャラリー&写真教室のナダール

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写真がプリントされたTシャツの展示です。

Tシャツはネットで購入可能です。ぜひご検討ください。

販売サイトはこちら↓

https://nadartshirt.square.site/

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私が作成したTシャツ「hydrangea

週末は台風の影響と、このご時世ということもありますので無理な外出はお控えください。インターネットで販売されているTシャツを閲覧するなど、楽しんでいただければと思います。

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【告知】『Tシャツ展 2021』

東京オリンピックが始まった2021年の夏。様々なことが徐々に再始動する中で、私自身も展示に参加することを決めました。

今回参加する展示は、『Tシャツ展 2021』です。

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『Tシャツ展 2021』

日時:2021年8月6日(金)~8月8日(日)

時間:12時~19時(最終日は16時まで)

場所:ギャラリー・晴れ

「Tシャツ展_2021」 | 東京・南青山/写真ギャラリー&写真教室のナダール

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写真がプリントされたTシャツの展示になります。

Tシャツはネットで購入可能です。販売サイトのリンク先は8月6日のブログに載せる予定ですので、少々お待ちください。

約2年ぶりの展示。キャンバス地に写真をプリントし、展示を行ったことはありましたが、Tシャツにプリントするのは今回が初めてです。写真の多様なあり方を感じていただければと思います。

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#11 Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

梅雨が明けて、気温が30度を超える日が続いていますが、何とか撮影意欲を保つことができています。私は基本的に持ち出す機材が多いので、カメラバッグはリュックタイプを使っています。しかし、夏場の背中は汗びっしょり(笑)。これはいかんと、コンパクトな機材をショルダーバッグに入れて出かけることも考え始めています。そして今回は、前回の『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』に続き、もう1本のマイクロレンズで撮影を行いました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

ということで、今回ご紹介するのは『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』。『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』よりもコンパクトな1本です。また、Fマウントの『Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED』と『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』を比較すると、約165g軽くなり、約20㎜短くなっています。『FTZ』を使用することを考えると、『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』のコンパクトさがより際立つと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

初期のロードマップだと焦点距離が60㎜でしたが、途中で50㎜に変更されたマイクロレンズ。『AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED』は本当によく使う1本だったので、60㎜でも良かったなと思った時期もありましたが、50㎜でスナップすることが増えてからは50㎜で等倍撮影もできてしまうこのスタイルが便利に感じるようになりました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

ワーキングディスタンス(レンズ先端からピント位置までの長さ)が約5㎝で、かなり被写体に近付いて撮影することができるこのマイクロレンズ。フードが小さく薄いのですが、被写体に近付くとフードの影ができてしまうこともあるので、それはそれで良かったと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

夏の強い日差しはモノクロで撮影するとより感じられます。日向のベンチは触ると火傷しそうなくらい熱々な仕上がりでした。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

真っ赤なパラソルの下で休憩。垂れ下がっていた紐の先にAFでピントを合わして1枚撮りました。『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』のフォーカシング方式は前群繰り出し方式で、マクロ撮影時にはレンズがにゅにゅっと鏡筒から出るのですが、AF速度は意外と早く感じます。ピントも正確なので、普段使いにピッタリです。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

腹ごしらえということで、お気に入りの油そばを食べに行きました。学生の頃は特盛を注文していましたが、今では食べれても大盛。食べた後、動けなくなってしまっては撮影を楽しめないですし(笑)。でも、麺の量が多くても金額が変わらないシステムのお店だとついつい1番多い量を選択していまいます…

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 50mm F2.8

暑い夏はまだまだ始まったばかり。そして、この『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』も使い始めて約1ヶ月。ですが、常に装着しているレンズになりそうな程の安定感があると実感しています。何を撮りたいということもなく、持ち歩くには最適でしょう。寄りたい時は寄れて、広く撮りたい時は自分が引けば撮れる、持っていて便利な1本。フルサイズ機のスターターキットとして『Nikon Z5 24-200 レンズキット』+『NIKKOR Z MC 50mm F2.8』との組み合わせはありだと思います。コンパクトなシステムを作って、旅行に行きたいですね。

それではまた。

#10 Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

関東も梅雨入り。高温多湿という機材にとってはあまりよろしくない季節です。防湿庫が1番快適な空間なんだろうと思いつつ、少しでも歩いて運動したいという気持ちがあります。外での撮影は実質運動ですから。ですが、電車に乗って長距離を移動するのも今はまだリスクが大きいので、散歩がてら撮影をすることにしました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

今回は待ちに待ったレンズ『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』です。植物の撮影が好きな私にとって必要不可欠なマイクロレンズは、1番欲しかったレンズと言っても過言ではありません。マイクロレンズがあれば、いつもと違った小さな世界を見ることができます。写真を撮りたいという方は持っていて損のないレンズの1つでしょう。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

葉の先端にピントを合わせてシャッターを切りました。屋外で風のある所だとMFでじっくりピントを合わせることが難しく、基本的にAFでピントを合わせています。なので、『Nikon Z6』でも問題なくスッとピントが合ってくれるのは助かります。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

絞り込んでの撮影。設定を確認するとF20(実効F値)でした。これだけ絞ってもシャープな描写には驚きました。普通、回折現象で少しぼやけてしまうのですが…思い切って絞っても使えると感じた1枚です。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

扇状に広がる葉。ミラーレス一眼カメラの撮像範囲の周辺部までカバーする広いAF領域により、気軽にAFポイントを周辺部に設定することが可能です。また、画面端でもシャープな描写をしてくれるレンズ性能のおかげで、気兼ねなく周辺部にピントを持ってくることができます。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

少し見上げて竹の節を撮影してみました。背景のボケが柔らかくて綺麗です。中望遠レンズとしても非常に優秀な1本だと感じます。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

葉の黄緑色と壁のコバルトブルーの色が良い組み合わせでした。開放絞りで撮影し、さらにヴィネットコントロールの効果を弱めにし、周辺部が暗くなるように現像してみました。日の丸構図時に周辺減光を上手く使えば、より主題がはっきりします。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

最後は紫陽花を撮影。今年はもう撮れないかと思っていましたが、何とか撮ることができました。本当は鎌倉の寺院などで咲き乱れている紫陽花を一日かけてじっくり撮りたいのですが、それは来年に期待したいと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S

撮影を終えてみると植物しか撮っていないことに気付きました(笑)。今回は植物の写真だけをお見せしましたが、この『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』、Fマウントの『Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-ED』と比較すると大幅に描写が改善されています。試しに金属製の腕時計を撮影しましたが、色収差やにじみが無く、玉ボケの縁に色が付かないなど物撮り用のレンズとしても大変優秀だと感じました。値段に関しても「S-Line」にしてはリーズナブルなのも嬉しいですね。このレンズを使いたいがために、Zマウントボディを購入するのはアリだと思います。使い始めて2週間程ですが、これからもガンガン使っていきたい1本です。

それではまた。

#9 Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S

単焦点レンズとズームレンズ。どちらが「いい」のかとしばしば議論されています。結論から言ってしまえば状況次第でしょう。どちらにもメリット、デメリットがありますが、それらを適材適所で使い分けることで高いパフォーマンスを発揮してくれるのではないでしょうか。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

私自身、2年くらい前まではズームレンズが便利で使いやすいと感じていました。しかし、街でのスナップ撮影をするようになると、単焦点レンズの方が撮影しやすいと思うように。以前から、マクロレンズの使用頻度は高かったのですが、あまり単焦点レンズという感覚で使ったことはなかったので、単焦点レンズの魅力を感じたのはスナップ撮影のおかげですね。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

スナップ撮影するようになり、購入したのが『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.8 S』。初めて買ったAF単焦点レンズがこの1本になりました。『Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED』などのFマウントのレンズもありますが、それらは父から借りて使っているものなので、ちゃんと自腹で買ったのはこれが初。自分で買えるようになって手にしたものがミラーレス一眼カメラとミラーレス専用レンズというのは若干考えさせられる部分がありますが、ニコンのZマウントシステムを選んだのは正解だったと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

単焦点レンズは被写体との距離感がとても大事になると考えています。自分に合った焦点距離はどれくらいなのかと28mm~105mmの間で撮影しながら探していました。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

自分の被写体を探す距離がどれくらい先にあり、ファインダーを覗いた時の画角に違和感がないかと実際に歩きながら撮影してみないと分からないこともあります。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

ピクチャーコントロールを変えてみたりしてスナップ撮影をするのも面白いです。こちらはクリエイティブピクチャーコントロールの「デニム」での1枚。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

Nikon AF-S NIKKOR 105mm F1.4E ED』程の被写体が浮かび上がる立体感はありませんが、開放絞りからのシャープさは流石Zマウントレンズという感じ。『Z6』の画素数でもここまでシャープに写るのかと、撮影する度に思います。大きくトリミングする訳でもないなら、オールラウンダーである『Z6』でも十分でしょう。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

モノクロで撮影するとそのくっきりとした描写がより感じられます。画像周辺まで線を線として写してくれるので、どのような場面でも活躍してくれます。「Zマウントレンズに外れなし」と巷では言われてますし、このレンズは「S-Line」と更に高いレベルの光学性能を実現したシリーズ。ただの開放絞りF1.8の単焦点レンズではないのです。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

 

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

今回、撮影時に小雨が降ることもありました。『NIKKOR Z 85mm F1.8 S』は防塵防滴仕様なので多少の雨は問題ありません。私は雨合羽を着てましたが、カメラはそのまま。撮影後に乾いたタオルで拭き、帰宅後は防湿庫に入れてあげればカビることもないはずです。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

水滴の水々しい描写が気に入った写真。最短撮影距離は0.8m、最大倍率は約0.12倍とあまり大きく写すことはできませんが、主題を明確にするには十分。どうしても被写体に寄りがちなので、少し引いて撮ることを練習したいと思います。

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Nikon Z6 + NIKKOR Z 85mm F1.8 S

こちらの紫陽花もクリエイティブピクチャーコントロールの「デニム」に設定して撮影。より冷たく湿気を感じる1枚になったのではないでしょうか。

スナップ撮影をするために購入した単焦点レンズ。『NIKKOR Z 85mm F1.8 S』の描写性能は抜群で、買って良かったと思える1本です。ニコンのZマウントレンズは順調に拡充されており、昨日(2021年6月25日)には待望のマイクロレンズが2本発売されました。私も予約開始日に予約でき、発売日に2本とも入手。これからの撮影が楽しみでなりません。という訳で、次回はZのマイクロレンズについて書いてみようかと思います。『Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』と『Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8』のどちらになるのかはお楽しみに。

それまではまた。